A01班の武田洋平准教授(大阪大学)が、「2018 Emerging Investigator」に選出
A01班の武田洋平准教授(大阪大学)が、学術論文誌 Chemical Communications誌(イギリス王立化学会発行)において
「2018 Emerging Investigator」に選出され、その特集号( 2018 Emerging Investigators Issue)に Data博士(ダラム大学)らとの国際共同研究論文が掲載されました。
今回で第8回目となるChem Commun Emerging Investigators Issue は、独立研究者としてのキャリア早期段階において、国際的に認知されており、なおかつ各分野の発展に卓越した貢献を行っている新進気鋭の若手科学者を紹介する特集号です。今年は世界中から68名が選出され、そのうち日本人研究者は、武田准教授を含めて12名が選ばれています。
Emerging Investigatorsの筆者紹介記事
HTML:http://pubs.rsc.org/en/content/articlehtml/2018/cc/c8cc90258e?page=search
PDF:http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2018/cc/c8cc90258e/unauth#!divAbstract
論文の内容は、立体配座変換を活用することで、外部刺激に応答した発光色変化を示す熱活性化遅延蛍光(TADF)分子の創製に関するものです。また、当該分子をホスト材料にドープすることで、TADFに加えて室温でリン光を発することも明らかにしました。本論文はオープンアクセスですので、どなたでも論文内容をご覧になれます。
論文情報
タイトル:Conformationally-flexible and moderately electron-donating units-installed D–A–D triad enabling multicolor-changing mechanochromic luminescence, TADF and room-temperature phosphorescence
共著者:Youhei Takeda, Takahito Daihara, Masato Okazaki, Heather Higginbotham, Przemyslaw Data, Norimitsu Tohani, and Satoshi Minakata
雑誌:Chem. Commun誌
DOI: 10.1039/C8CC02365D
リンク:http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2018/cc/c8cc02365d#!divAbstract